November 06, 2013
芦奈野ひとし 『ヨコハマ買い出し紀行』 全14巻
今よりも少し海に沈んでしまっている世界の片隅で、
人もまばらな隅っこで、ロボットが空を眺めている。
その昔「月刊アフタヌーン」を読んでいた頃に連載されていた作品。
当時はなんだかよくわからないまったり感が今は心地よい。
天野こずえ『ARIA』と系統は同じだけれど、
『ヨコハマ買い出し紀行』は日々の感じる感覚を言葉少なく絵にしている。
静けさを絵の静けさで表現しているから、
きっと子供の心には物足りなく感じてしまったのだろうと思う。